こんにちは、しりあるです。
皆さんはビール好きですか?
もし嫌いなら、それはビールの ”スタイル” があなたに合っていないだけかもしれません。
ビールとの出会い
私のビールとの出会いは、就職してすぐの20歳の頃
仕事終わりに年上の同期と居酒屋で飲んだビールは苦くて不味くて・・・
一杯飲み終える頃には、すっかり炭酸も抜けきっていました。
それからというもの、職場の飲み会では仕方なく一杯目の乾杯だけをビールにして、あとは梅酒などの甘いお酒を飲んでいました。
転機
転機が訪れたのは5年前の22歳の夏
ビールが好きではないものの、それまでの社会人生活ですっかり飲み慣れ、ビールに抵抗がなくなった頃
ローソンでパケ買いしたヤッホーブルーイングの「水曜日のネコ」というビールに衝撃を受けました。
「苦くない!?しかも、まろやかでクリーミー!!」
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ビールのスタイルについて
そもそもビールのスタイルとは何なのか?
ビアスタイルとも呼ばれ、主にビールの味わいで分類したビールの種類のことであり、100種類を超えるビアスタイルがあります。(日本地ビール協会の場合)
ビアスタイルを規定する団体は世界中にいくつかあり、団体によっては150種類以上のビアスタイルを規定しているところもあります。
代表的なビアスタイル
ラガー系
ラガー酵母を使って作るビールがこれにあたり、スッキリ爽やかな味わいが特徴です。
美味しく飲むための適温は5〜8℃
ピルスナー
日本人に最も馴染みのあるビアスタイル。
世界で飲まれているビールの約70%がピルスナーと言われています。
特徴としては
・透き通るゴールドの色合い
・苦味が強く、スッキリとした味わい
・泡立ちがきめ細かく、豊か
最も美味しく飲める温度は5〜7℃、キレのある苦味と爽やかな喉越しを楽しみます。
「アサヒのスーパードライ」、「キリンの一番搾り」、「サッポロの黒ラベル」、「サントリーのプレミアムモルツ」など、普段見かけるビールのほとんどがピルスナーです。
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ヘレス
ドイツのミュンヘン発祥のビアスタイル。
「ミュンヒナー・ヘレス」とも呼ばれます。
特徴としては
・透き通るゴールドの色合い
・ホップの香りが弱く、苦味が少ない
・麦芽の香りと旨みが強調され、スッキリとした味わい
グラスに注がれたヘレスはピルスナーと見分けがつきませんが、いつものビールと思って飲むと、その違いに驚きます。
オススメの銘柄は「ハイネケン」、「レーベンブロイ」
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エール系
エール酵母を使って作るビールで、華やかな香りとコクのある味わいが特徴です。
ホップやエール酵母の持つ香り(アロマ)コクのある味わいを十分に堪能するための適温は8〜13℃
飲み口の大きいグラスに注いで飲んでみてください。
ベルジャン・ホワイトエール
ベルギー発祥の小麦を使ったビール。
ビールに苦手意識があるなら、まずはスタイルを試してみてほしい!
特徴として
・白濁した色合い、純白の泡
・苦味が少なく、クリーミー
・ほのかな酸味
ピルスナーなど多くのビールが大麦を原料としていますが、このスタイルでは小麦を多く使用します。
そのため、小麦のタンパク質によって白濁し、泡がきめ細かくまろやかな口当たりになります。
また、副原料にオレンジピール(オレンジの皮)とコリアンダーシード(パクチーの種)を使用することが多く、フルーティーでスパイシーなフレーバーも魅力です。
オススメの銘柄は「ヒューガルデン・ホワイト」、「水曜日のネコ」
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IPA
IPA(インディア・ペール・エール)は通常のビールに比べ、ホップを大量に使用したややアルコール度数の高いビールです。
特徴として
・明るめの銅色
・強烈な苦味
・柑橘系の爽やかな香り
イギリス発祥ですが現在はアメリカで人気のビアスタイルで、ここから派生したスタイルがいくつもあります。
オススメの銘柄は「インドの青鬼」、「ブリュードッグ パンクIPA」
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ふるさと納税の返礼品
2020年のふるさと納税では返礼品(長野県佐久市)にヤッホーブルーイングの「水曜日のネコ」(ベルジャン・ホワイトエール)という銘柄のビールを頂きました。
「水曜日のネコ」は、「アサヒのスーパードライ」や「キリンの一番搾り」など、馴染み深い銘柄に比べると少々値が張りますが、苦味が少なくフルーティなのでエールビール初体験の方でも飲みやすく、オススメのビールです!
全国のコンビニやスーパー・酒屋さんなどで販売されており、比較的手に入りやすいのも魅力です。
まとめ
人の味覚は千差万別
みんなが美味しく飲んでいるビールが自分に合うかは別の話です。
私は自分が美味しいと思えるビールに出会うまで、ビールをちゃんと知ろうともしませんでした。
もしビールが嫌いなら、それはビールの ”スタイル” があなたに合っていないだけかもしれません。
いくつかビアスタイルを紹介しましたが、他にもたくさんのビアスタイルがあり、今なお進化を続け、新しいビアスタイルが生まれています。
「ビールと言えばこういう味」と表現できないほど多様性があり、ビアスタイルによっても、醸造家によっても個性のあるビール。
今日の晩酌に是非一度、新しいビールを飲んでみてください。
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