親知らずを抜いてみて【体験談】【現役歯科衛生士監修】

生活

こんにちは、しりあるです。

先日、右側の親知らずを抜歯しました(今度左側も抜きます)。初めて自分の親知らずを抜いてみたら、初めて知る事ばかりで学びが多かったので、共有します。

またこの記事は、現役歯科衛生士の妻にウザがられるほど根掘り葉掘り質問して書きました。

「親知らず抜こうかなー」
「でも怖いなー」

とか、考えている人の助けになれば幸いです。

なぜ抜歯することになったのか

私の場合は、もともと歯ぎしりの治療で歯科医院に通っていました。その過程でレントゲンを撮ってもらった時に左右の親知らずを抜いた方が良いことが分かりました。

私から見て右側の親知らず

半分肉がかぶって半分歯が出てる状態。肉と歯との隙間に食べカスが溜まり、雑菌が繁殖して化膿している。たまにすごい痛くなる。

【私から見て左側の親知らず】

完全に肉に埋まっている。隣の歯との隙間から雑菌が入り、親知らず周辺の肉が化膿する可能性あり。また、やや斜めに生えているので、隣の歯を押している。

「うまくいけば歯列矯正に使えるかもしれない」と言われましたが、時間もお金もかかるし、すでに炎症を起こしていて痛い時があったので、抜いてもらうことに決めました。

ここで簡単に親知らずの解説です。

親知らずとは

親知らず(おやしらず)とは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、正式な名称は智歯(ちし)
親知らずは最前方の前歯から数えて8番目にあり、永久歯(大人の歯)の中で最後に発育します。永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が10代後半〜20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。

抜歯の流れ

抜歯の日時を決める

朝は低血圧の人が多いので、血圧が安定しているであろう午前10時以降に抜歯することをオススメします(歯科医院によっては午前10時以降でないと抜歯しないところも多いです)。

私の場合は20代後半、健康(持病等なし)で低血圧でもないので、問診の結果午前9時から抜歯することになりました。

その代わり、抜歯2時間前の午前7時には起きておくように言われました。

 

また、私は以下の理由から、基本的に歯科医院の診療開始に合わせて予約を取っています。

しっかり消毒・清掃されたブース(椅子・診療台・小さな洗面台等)を使いたい

毎回患者さんが入って出るたびに消毒・清掃はされていますが、1番しっかりと消毒・清掃されるのは1日の終わり、つまり診療終了後です。なので、診療開始1人目のブースが1番キレイです。

歯科医師やスタッフさんがみんな元気!

診療開始してすぐ行くのとお昼過ぎてから行くのとでは、歯科医師やスタッフさんたちの疲労度が明らかに違います。

それらの理由から、午前中にどうしても外せない用事が入った時、予約が取れなかった時以外は診療開始時間に合わせて予約を取ることをオススメします。

抜歯前日まで

経過にもよりますが、抜歯後は2週間程度は辛いものとアルコールはとっちゃだめということだったので、悔いのないように飲み食いしました。

抜歯当日

起床

抜歯2時間前の午前7時に起床。歯磨きをして、フロスを通して、いざ歯科医院へ!
この時はまだ現実味がなく全然平気でした。

歯科医院到着

まずは問診。当日の体調や花粉症の薬を飲んでいることを伝えて終了。ちょっとドキドキしてくる。

 

次に麻酔。親知らず周辺の歯茎と頬っぺたの内側の2カ所に打ってもらいました。初めての麻酔注射は全く痛くなかったです。
抜歯の2日前に食べ納めで頂いた、近所のラーメン屋さんの激辛台湾まぜそばの方がよっぽど口の中痛かった。

いよいよ抜歯。この日は右から。私の場合は半分肉が歯にかぶっていたので、その部分の肉を切って抜歯した後、何針か縫ってもらいました。麻酔のおかげで痛みは全くありませんでしたが、ぐいぐい押される感じとギリギリ嫌な音がしました。

抜歯してもらっている間、初めてのことでちょっと怖くて落ち着かなかったので、瞑想してました。食事瞑想ならぬ抜歯瞑想
今置かれている状況を観察、自分の感情を観察、次にこの抜歯に関わってくれている人のことを考える、歯科医師の先生・歯科衛生士・歯科助手・この器具を作った人たち・・・ってしてる間に終わってました。

抜歯終了

抜歯後は化膿している肉の除去と切った部分の縫合をして消毒、丸めた小さなガーゼを治療痕の上に乗せて優しく噛んで止血。
私の場合は歯が大きな血管を避けて生えていたので、出血は少なくて済みました。

痛み止め・胃薬・化膿止めを処方されて終了。時間は約40分、費用は薬代を含め約¥5,000ほどで抜歯することができました。

痛みについて

抜歯前

特に違和感なし。たまに食べ物が詰まってる感じがするのと、1度夜中に痛みで起きたことがある程度でした。

抜歯中

麻酔で痛みは一切なし。と、いうか感覚がない。私の通っている歯科医院の先生(女性)は技術が高く、麻酔の注射も爪楊枝が歯茎に当たったくらいの感覚でした。

抜歯後

痛み止め・胃薬・化膿止めを処方されて、朝昼晩それらを飲んでいるので、痛みはなし。熱いようなジンジンするような違和感があるくらいです。

あまり痛くないので抜歯当日の夕食後、痛み止めを飲まなかったら夜中に痛み止めが切れて起きました。処方されたお薬はちゃんと飲みましょう。

抜歯後の注意点

日常生活の中でいくつか注意する点があります。

食事

基本的に柔らかいものをゆっくり噛んで食べれば問題ありませんが、抜歯後数週間は患部がデリケートになっているので、硬いもの・辛いもの・熱いものなど患部を刺激するものは食べない方が良いです。

また、アルコールを摂取すると血管が拡張して出血しやすくなります。

歯磨き

患部にはかさぶた(血餅)が出来ているので、それが剥がれないよう、歯は歯磨き粉をつけずにゆっくり磨き、優しくうがいしましょう。

このかさぶたが取れるとたくさん血が出るし、何より痛い!

お風呂

問題ありませんが、長風呂はNGです。
血管が拡張して血流が良くなると出血することがあります。

まとめ

自分の歯を健康に保つため、歯科医院に通って今の自分の状況を知ることは、とても大切です。
そこで親知らずが原因で口内に何かしらのトラブルが起こっている、今後起こりそうなら抜歯するという選択肢があるわけですが、

親知らずを抜くというのは決して気軽な行為ではありません。

永久歯は抜くと2度と生えてくることはないので、抜歯するメリットとデメリットについて歯科医師と十分に相談されてから決断してください。

 

以上、しりあるでした。

 

この記事を書いた人
しりある

転勤族の会社員パパブロガー(28)
富山県出身、高校卒業後に就職し、山口→福岡→茨城→新潟の転勤を経て、現在は茨城県在住。
妻・娘・猫との大切な時間を有意義に過ごせるよう、試行錯誤を繰り返す。
主に料理や猫、日々の気付きについて発信します。

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